ごく簡単に言ってしまえば、人工的に集束させた光です。これを患部に当てることにより、治療をします。また、レーザーの波長、パルス、または何を使用してレーザーを発生させるかによって、効果が変わりますので、症状・目的によって処置に使うレーザーは異なります。
・波長・パルス幅
光は波のような性質をもっており、それぞれの光の波の大きさを「波長」と呼びます。波長が長い(波が大きい)光は、遠くまでまっすぐ届きやすく、波長が短いと反射・拡散しやすくなります。海や川で見られる、あの波を想像するとわかりやすいでしょう。大きい波は遠くまで届き、細波は手で簡単に打ち消す事ができるはずです。余談ですが、空が青いのは、青い光は波長が短く、空気中の蒸気・塵などに簡単に反射してしまって、空一面に散らばってしまうためです。
レーザーにおいても同様で、波長の長いレーザーは皮膚の奥まで届き、短いレーザーは浅い部分で遮られてしまいます。
パルス幅はレーザーの照射時間です。レーザー光は実際には眼にはわからない間隔で点滅しており、その一回の点滅がどれくらかを示すのがパルス幅になります。 |